平成7年に新築にてご縁をいただいたK様邸、早いもので今年で築23年になります。
K様が大切に保管されていた当時の設計図、今では懐かしい手書きの青焼き図面でした。K様は当時を懐かしみ、「今の時代に沿って考えられていたプランニングですよね。プランニングの一線から身を引かれていらっしゃるとのことで、非常に残念に思います。」と、少々複雑ですが、とても嬉しいお言葉を頂きました。
玄関ホール正面のニッチ。ご夫婦の共通の趣味は山登りだそうです。自然に触れ合う毎日を楽しまれており「野の花を摘んで、季節ごとに思い出を飾って楽しんでいます」
23年経過した建具。枠材共に無垢材を使用しています。職人手づくりの品です。「今なお狂いもなく、愛着があります」と絶賛して頂きました。レバーハンドルも今ではアンテークの雰囲気を醸し出しています。当時を懐かしみ「デザインの打ち合わせを何回も行なっていただいたことが、とてもありがたかったです。」と、笑顔がとっても素敵なK様でした。23年の時を重ねた私も嬉しいひと時でした。
K様、これからも末永いお付き合いを、よろしくお願いいたします。
(平原良子)