建物の「ねじれ」への対応
地震や風などによる建物へ加わる水平方向の力は、建物をねじるような力ともなります。床面がぜい弱、つまり床剛性が小さいと、水平方向の力により長方形の床面が平行四辺形へと歪み、建物が損傷・倒壊するリスクが高まってしまいます。
このねじれ作用に対応するために床面を強く固めると、より耐震性に優れた建物となります。当社では1階、2階ともに床を剛床としておりこの課題に対応しています。
1階床構面
24mmの構造用合板を使用。その上にフローリングを敷き、合わせて39mmもの厚さになります。
2階床構面
2階床面は、91cm×91cmで細かく小梁を組んだ上に、24mm厚の構造用合板を直接固定し床面を剛床とします。さらに防音効果を高めるため、石膏ボード9.5mmを挟んでから、無垢の床材15mmを張っています。