前回お話しました【木象嵌(もくぞうがん)】の名工が、主人の今は亡き祖父でした。
祖父の作品は、小田原市にあります小田原城の天守閣にも飾られていました。
祖父は、長年にわたる功績で『勲六等瑞宝章』を受勲されました。
他にも労働大臣卓越技能者賞など数々の賞を受賞された素晴らしい方ですが、
孫(娘)が生まれて抱っこしていた笑顔はおじいちゃんの顔でした。
そんな素晴らしい名工の作品が、我が家にいくつかあります。
様々な種類の木が合わさって、素晴らしい色味と雰囲気を出している素晴らしい作品です。
娘が小さいころに亡くなられたので、もう少し大きくなった娘にこの木の素晴らしさを祖父から教わってほしかったなと思いました。
どこかで木象嵌をみかけましたら、木の素晴らしさを堪能してください。
(横瀬)