住宅を建てる時には夫婦共働きの方に多いのは、お互いがローンを組むペアローンです。
1人ではなく、2人でローンを組み、1人で借りるよりも借入額が増やせ、また所有権や住宅ローン減税なども夫婦2人で受けられるメリットがあります。
しかし、ローン契約は2本になりますので、それぞれローンに掛かる諸経費も2倍になります。
また、子供が生まれたりライフステージが変わることや、収入の減少や片方の死亡により、支払いが困難になるケースが起こるかもしれません。
債務者の死亡時にはローン残高が保険金で返済される団体信用生命(団信といわれるものです)に加入します。
それぞれが、団信には加入しますが、団信で返済されるのは死亡した人の債務だけで、もう片方の債務は残ります。
そのため、片方のローンは残るため、子育てなど状況によっては時短勤務や転職などを余儀なくされ、返済困難になることも考えられます。
そんな中、これから増える夫婦共働き世代に照準を当てた商品の「ペアローン」の開拓にネット銀行や大手銀行が力を入れ始めたとニュースが出ていました。
2024年 加入者が死亡やがんなどで返済が出来なくなった場合、配偶者のローンも含めて残高をゼロにする団信を導入するとの事。通常の団信よりも上乗せ金利は大きくなるものの、万が一の安心感は大きいかと思います。
人生で1番大きな買い物である「住宅」
購入時に不安材料が少しでも無いよう、選択肢の幅が広がるのは嬉しい事です。
安心して夢いっぱいの住宅購入が出来るよう、そのお役に立てられたら幸いです。
(大江)