御殿場のプレミアムアウトレットほど近くに、「とらや工房」があります。
あの和菓子店「とらや」が、「和菓子屋の原点を今に再現してみたい」という想いからはじめたそうです。鳥のさえずりを聞きながら、水の音に癒されつつ、おいしいまんじゅうやどら焼き、季節の和菓子を煎茶とともに堪能できる、「木」の質感を生かしたステキな空間です。
専用の駐車場に車を置き、建物までは超ミニ散歩です。
一番初めに目に飛び込んでくるのが、茅葺きの門。
ここをくぐると、不思議と別世界へ。
時の流れがとてもゆっくりと感じられます。
そして雑木林を抜けると、庭を抱くように佇むとらや工房が見えてきます。
構造は鉄骨造で、庭を包み込むような半円形をしています。フレームを華奢にして、大開口を実現。庭とのつながりを全面に押し出しています。仕上げ材全体に木を採用していますが、小屋組みには2×4の材料を採用することで、すっきりとした印象に仕上げています。
庭側には屋外テラスが続いています。鉄骨フレームと木の垂木の組み合わせ。屋内からの眺めに配慮して、よりすっきり納めるため、軒先に雨樋は付けずに砂利で吸収、水跳ねを防いでいました。
(大塚)