2014.12.27

世田谷区役所

STAFF BLOG

世田谷区内のお土地でホームスタイリングのご依頼を受けました。早速、法的調査のために世田谷区役所へいきました。世田谷区役所は、巨匠ル・コルビュジェの弟子の前川國男氏の設計です。

区民館と第一庁舎、第二庁舎が三期に分けて約12年の歳月をかけて施工されました。コンクリート打ち放しで仕上げられており、全体的に統一感があります。築45~57年の建物ですが、現代のよく見かける「ハコ」ではなく、味わい深い外観です。

 

前川國男氏の設計で約12年の歳月をかけて施工された、世田谷区民館と第一庁舎、第二庁舎。
こちらは、1960年に第二期工事で完成した世田谷区役所第一庁舎です。
中央ホール部は2階まで吹き抜けていて、天井は自然採光できるようになっています。
今どきのズドーんとした吹抜けとは違って、無駄の無い感じです。

自然採光部を上から見るとこんな感じ。
上層階はロの字型で、公共施設ということで、区民が迷わないよう使い勝手に配慮された結果だそうです。

 

こちらは、1959年に第一期工事で完成した世田谷区民館です。
柱を使わずに壁だけで屋根を支える「折板構造」を採用しています。
なので、大きな窓が採れないのですが、60年以上経過した今でも、壁面が醸し出す強く美しく圧倒的な存在感はすごいです。

(大塚)

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