天然素材の内装の特徴を挙げるなら、次の4点にまとめられます。
1.健康的な室内環境を実現
有害物質を揮発しない安心・安全な素材だから、住む人の健康を害することが無い。特に漆喰は殺菌効果も高く、インフルエンザ予防にも効果があります。
2.優しい雰囲気の室内
漆喰は自然光を柔らかく反射し優しい雰囲気に。無垢の床は時間の経過とともに風合いが増し味わい深くなります。
3.湿気やカビにも強い
漆喰と無垢の床材は、湿度調整機能が極めて高いため、カビ対策にも有効。夏場もさらりとした室内環境を実現。ビニルクロスの早期劣化の原因である壁の中の結露の心配もないので、壁紙の張り替えコストも削減できます。
4.自然素材独特の断熱保湿効果がある
天然の材料独特の細かい気泡があるため、保湿断熱効果が優れ、冬場も温かみがあります。
このような優れた室内空間を実現する天然素材。当社で取り扱う厳選素材をご紹介します。
屋根 -天然石(クールーフ)
クールーフとは、無添加住宅オリジナルの工法。涼しい(クール)+ 屋根(ルーフ)がその語源です。天然石である粘板岩を採用し、自然の風力を活かして熱を逃がす特殊な工法で石の屋根材を葺いています。耐久性が極めて高く、温熱制御の能力も高い、優れた屋根材です。
外装・内装仕上げ材 -漆喰(無添加オリジナルしっくい)
漆喰は、調湿作用や殺菌作用が高く、漆喰そのものが人体に安全だけでなく化学物質を吸着分解する能力も備えています。さらに、日本の城郭建築にも多用されたように、耐久性と防火性にも優れています。様々な特性を兼ね備えた、極めて優秀な仕上げ材です。化学薬品が混ざった商品も多い市販の漆喰ですが、無添加住宅オリジナルの漆喰は、純度の高い安全な漆喰です。
断熱材 -炭化コルク、ウッドファイバー、パーフェクトバリア
炭化コルクは、廃棄対象のコルク片を、高温の蒸気加熱と圧力を加えて圧縮して板状にした断熱材です。断熱・防音調湿・耐腐食性・防虫性などで、高い性能を発揮します。
ウッドファイバーは、木材のチップを圧縮固形化した断熱材。炭化コルクと同じく、高性能グラスウールと同等の断熱性能[0.038(W/m・k)]を有しており、高い断熱効果を得られます。
パーフェクトバリアの成分は、ペットボトルの原料であるポリエステル100%。薬剤も不要だから極めて安全。施工性にも優れて、高い断熱性能を発揮します。
以上、無添加住宅では3つの断熱材をご用意しています。お客様のお望みになる建物の断熱性能を発揮するために、これらを組み合わせて施工しています。
無垢材 -床材、建具材
一般に流通している住宅用無垢材の大半は、薬剤による防虫防カビ処理が施されています。一方、無添加住宅の無垢材は、70℃くらいの高温釜で1週間かけて防虫防カビ処理を行います。更に、出荷するまでに-20℃の冷凍殺虫処理を追加します。人体に有害な薬剤を使わない安心・安全な無垢材です。
無垢材でつくる建具は、接着力の高い米のりで接着します。米のり(デンプン)と木(セルロース)の化学式は同じだから、天然木と米のりは、接着後に一体化します。だから剥がれにくいのです。
柿渋 -塗料
木材の塗料にはベンガラを混ぜた柿渋を使います。天然素材だから安全であり、経年変化で独特の風合いを醸し出す、古くから使われている優れた塗料です。
各建材の詳しい特性をまとめた、無添加住宅のウェブサイトもご覧下さい。