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金澤翔子さんの魔法の言葉(2)

皆様こんにちは。(前回のつづきです)

 

さて前置きが長くなりましたが、書家・金澤翔子さんを少々ご紹介。翔子さんは1985年生まれ。生まれてすぐにダウン症と診断されました。ダウン症は、正式には「ダウン症候群」といい、遺伝に関わる情報を持つ染色体の異常によっておこる先天的な疾患。染色体の数が通常46本のところ1本多く47本あり、その原因は医学的に解明されていません。

 

「ダウン症の子どもは天使」としばしば言われます。接したことがある方なら共感されると思うのですが、邪気の全くない笑顔と申しますか、とにかく天真爛漫で愛らしい!そしていつもニコニコとっても優しい……神さまから優しさを1本多くいただいたのではないか、とも言われています。

 

さてその翔子さん、5才になると書家であるお母さまに師事。書道をはじめてからずっと二人三脚で活躍され、国内のみならず海外でも個展を開催されています。身近なところでは、NHK大河ドラマ「平清盛」題字やゆずの「翔」CDジャケットにも作品をご提供。今年のGW後半は鎌倉市の建長寺で「金澤翔子書展」を開催されていたので、ご覧になった方もいらっしゃるかも。

 

会場で書を披露される金澤さん。

 

さて、瀬戸内市での金澤翔子展のメイン作品であった「風神雷神」。一目見たとき、「まさにあの!(俵屋宗達の!)『風神雷神』!」「屏風画をイメージして書いたのだろう」と誰もが思ったことでしょう……実は、翔子さん、ただ「風神は風の神さまで、雷神は雷の神さま」というイメージだけで書かれたそう。俵屋宗達の作品を見た事はなかったそうです。どちらも、枠からはみ出るくらいの勢いで、まさに天空から猛スピードで今舞い降りてきたかのような躍動感がありますから、翔子さんも宗達もそのピュアな心で同じ風神雷神が見えたのではないかと思ってしまいます。

 

 

会場で、翔子さんは「感謝」と力強く書いてくれました。いろんな人のおかげで、今、ここにいる。そんな愛溢れた思いが揮毫中も出来上がった作品からも満ち溢れていました。