耐震設計のキモは「構造のバランス」、つまり地震力を分散させて建物の揺れを和らげるために、バランスの良い建築構造を追求する事です。ただ最近の耐震設計には、「金物や合板でできるだけ固めれば良い」という風潮があります。

アイ．創建は、力学的に理に適った方法をよりどころとした設計を進めています。プランニングの段階から建物のバランスに配慮して、地震力が偏らない耐震計画を検討します。

更には、油圧式制振ダンパーを1棟あたり約20個設置して、繰り返し型の巨大地震*に対しても安全を確保できる住宅を建てています**。

その結果、耐震等級Ⅲ相当の住宅が標準的な仕様となっています。

*　2016熊本地震では震度７の地震が繰り返された結果、建築基準法レベルの耐震性能の新築住宅が倒壊しました。
**　木造住宅では珍しい「時刻歴応答解析」という手法を用いて、建物の耐震性能を検証しています。