子育てに熱心な親御さんも増えてきました。
有名私立への進学を希望される方の中には、その周辺へ事前に引っ越しをされる方もいらっしゃいます。
新たに土地を購入されて建物を建てる住宅の施主様は、どの学校の校区であるかを必ずチェックなされます。
このような事実を踏まえるならば、子育て世代の入居者の需要が強いと見込んでも、地域ごとのカラーがありますので、具体的な家族像を設定して、賃貸住宅を企画設計したほうが、より入居者を確保しやすくなると考えています。
注文住宅の設計を主体に、住まいの企画設計に携わっている私たちにとっては当然のことなのですが、住空間は住まい手に寄り添うことが求められています。
従いまして、子育て世代の家族を想定する賃貸住宅であっても、より具体的な家族のイメージを立地の特徴から導きながら企画設計を進めることが、とても大切であると思っています。
(平原績)