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今年の漢字(2)-留学生の書いた漢字。

(前回の続きです)

 

日本語を学ぶ外国人の皆さんは、本当に大変だと思います。表記法がひらがな、カタカナ、漢字と3種もあり、漢字一文字には読み方がいっぱい!そのうえ、横書きだけではなく、縦書きもある!

 

この縦書きというのが留学生にとってはなかなかの試練だそうで、先日、年賀状を書かせたときに「謹賀新年」を縦書きで書くことに相当苦労をしていました。謹の「言(ごんべん)」を書く時に、用紙を横に向け縦棒を4本横に並べて書き、その左となりに口を書いていたのを見て、びっくり!

 

 

縦線を4本書いてその左に口を書く。

 

そういえば、以前紙芝居を読んでもらった時、数人が頭を横に傾けながら文字を追っていましたので、「縦書き文化」がない人たちにとっては、私たちが思うよりも「縦書き」はハードルが高い!のです。

 

さて、留学生たちがどのような漢字を選択したかと申しますと、
※画像:生徒の作品
ちなみに、私の今年の漢字は「広」。

 

 

なぜ「広」かと申しますと、降ってわいたような非常勤講師活動や我が子がはじめた習い事などで私の世界が「広」がりました。また、西日本豪雨時は、瀬戸内海の小島で寮生活をしている長男の学校も、豪雨の影響で休校を余儀なくされ、いろいろ現状の違いを知ると日本って狭いようで「広」いということを痛感ましたし、災害は悲しい出来事ですが、いろいろな支援をさせてもらうことにより、接点がなかったヒト・モノ・コトとのであいが「広」がった…というのが選定理由です。

 

さて、留学生たちはどのような漢字を選択したか。なかなか、バラエティー豊かで驚きました。画像は一部ですが、家族と離れて寂しい思いをしている生徒が多かったです。他には、難しかったけど頑張った、壁を乗り越えた、いいことがあった…など。「人」を選んだ生徒は、「災害で悲しい思いや辛い思いをした人も多かったと思いますが、いろんな絆や思いやりを感じられた一年だった」という選定理由を発表してくれました。

 

 

みんな、一文字になかなか奥深い意義を込めてくれました。発表してもらうことにより、一年間それぞれよく頑張ってきたことを労い、ほめ合うこともできましたし、来年はどのような年にしたいか、どんな漢字に変換したいかも聞き取ることもできましたので、今年の締めくくりとしてなかなか良かったかなって思っています。

 

 

(次回に続きます)