2018.12.14

本がひとをつなぐ(4)-小さな所から始まった活動。

子育て世代応援prj

(前回の続きです)

本は人をつなげてくれますし、知らなかった世界に出会うきっかけもつくってくれます。こんなことに自分は関心があったんだって気づくこともありますよね。それだけではありません。人と人ともつなげてくれます。

 

このエッセーでたびたび瀬戸内市民図書館「もみわ広場」のお話をさせていただいていますので、「近くにこんな図書館があればいいな~」って思ってくださった方も多いかもしれません。しかし、瀬戸内市民図書館ができたのは2016年6月。まだできてから2年半なのです。それまでは公民館の小さな図書室だけでした。

 

結婚直後あたりの私ごとですが、地縁の全くない土地に嫁ぎましたので友人もいなく、外出といえば赤ちゃんである長男を連れて行ける公民館の図書館くらいでした。通うにつれ次第にお友達ができた事は、孤独を感じていたからか、今でもとてもありがたく思っています。

 

勝手に図書室に恩義を感じているわたしでしたので、旧3町が合併して図書館を建設したいという声が市民から上がり始めた2012年ごろ、読み聞かせボランティア仲間と「こんな図書館ができたらいいな」「図書館建設のために何かできることがないかな」など、楽しく妄想話をしていました。

 

もちろん、図書館建設に反対意見をお持ちの方も多かったのです。「図書館=無料貸し本センター」と思われている方も多かったと思います。それは致し方無い。今まで身近になかったものの必要性を説くことはなかなか難しいものですよね。賛成・反対と、いろいろな意見があってもいいのですが、そのために市民生活がギスギスとなるのは嫌だなぁって思いつつ、未来のために図書館は絶対必要!という考えの同士と、解決のためにいろいろを重ねました。

 

※同士との雑談の時に描いた「こんな風になったらいいな」の絵です。

 

そして、先ずやろうと決まったのが、「わたしのお気に入り本の紹介」を市民参加で広げる仕組みをつくることでした。自分の知らない本を魅力的に紹介するテレビ番組や雑誌って、自分の興味や関心がかきたてられますよね。それを市民参加でやろうと。知人が紹介している場面を見る事もあるでしょう。参加者全員がワクワクでき、人の輪が広がる仕組みにしようと。

 

そんな私の思い付きの様な企画を、姉的存在のHさんがすぐに賛同してくれて、先ずは私たちと子供たちでやろう!と言って下さいました。とてもありがたく感じたのを覚えています。

 

※まずはこんなチラシをつくり配布しました。

 

※そして市民広報誌でもアピールしました。

 

(小さな活動のその後の行方は次回に)

 

 

 

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