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平成30年西日本豪雨によせて(1)

皆様こんにちは。

七夕の日に雨が降ると、天の川の水かさが増し、せっかくの一年に一度しかない再会日なのに織姫と彦星は会えない。「今年は『催涙雨』だったね」と言って地上の人たちも、その悲しみを共有してきたのですが……。今年の七夕は、西日本を中心に催涙雨どころではない観測史上最大級な豪雨となりました。

7月9日(月)「平成30年7月豪雨」と気象庁より命名されました西日本豪雨。10日23時現在、被害は13府県で166人が死亡、56人の安否が不明ですが、まだまだ被害の全容が分からない状態。被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。

遠方にお住まいの皆様も報道などで被害状況をご存知だと思いますが、私がいる岡山県も町全体が水没してしまったところが何カ所もあります。私の住まいがある瀬戸内市は、幸いにもさほど被害はありませんでしたが、今まで体感したことのない雨量と真夜中に何度も鳴ったスマホアラートや防災無線、今にもあふれそうな用水路や川などに恐れおののいていました。

近所のご年配者さんは「80年以上生きてきたけど、裏山の石垣から滝のような水が流れたことはなかった。いつ山が崩れるかと思うと生きた心地がしなかった。こんなとき何を持って避難したらいいのか右往左往するばかりだった」そうです。

「台風がきてもここだけ警報になっていない」ことが多々あり、地震も台風も逸れてくれていたような岡山県。せっかく警報が出ても、ついつい「まぁ、今回も大丈夫でしょう」とまるでイソップ物語の「オオカミ少年」扱い。東日本大震災後、これではいけないと保幼小中と連携して防災教育に力を入れてきましたが、それでも市民レベルではまだまだ……。

実は大雨が降り始める数日前、瀬戸内市で「瀬戸内市協働提案事業」に昨年度採択された団体様と、市担当課と審査員らによる交流会がありまして、「楽しく学ぶ防災教室」を立ち上げてくださった団体様とお話する機会がありました。作成された「せとうち減災ノート」を市内保幼小学校の児童に配りながら出前講座をして下さったのですが、この中には、備えや心づもり、子どもでもできるワンポイント危機管理のほか、「家族防災会議の開き方」「地域の災害の歴史」「防災関連ブックリスト(瀬戸内市民図書館所蔵本)」など記載されていました。

 

担当者によれば「子どもから大人に言うのが一番効果がある」とのこと。防災意識は子どもの方が高くなったと思います。「地域の災害の歴史」を知っておくことは大切ですね。

お子様と一緒に「夏休みの自由研究『わたしの町の防災対策』」に取り組み、ご近所のご年配者さん方からいろいろ教わるのもいいでしょうし、地名に何かしらのヒントが隠されている場合もあるかもしれませんので、有意義な調査になるかと思います。

(次回に続きます)