2018.06.11

座りたくなる椅子(3)

子育て世代応援prj

皆様こんにちは。

 

イスの思い出と申しますと、お盆とお正月に帰省していた父の実家には大きなダイニングテーブルがあり、大きいおじいちゃん(曽祖父)と小さいおじいちゃん(祖父)のイスは決まっていて、あとは入れ替わり立ち代わり座る人用に長いベンチがありました。(おばあちゃんのイスはすぐ立ち上がれるような背もたれのない丸イスだったなぁ)。

 

いとこたちとベンチにぎゅうぎゅう詰めに座り大勢で食べた夕食……よき思い出です。私にとって「団らん=大きなダイニングテーブルとベンチ」。ですので、我が家にも導入しています。

 

さて、私の憧れのイスと申しますと、それは「どうぞのいす」。これは絵本『どうぞのいす』(作:香山美子 絵:柿本幸造 出版社:ひさかたチャイルド)に登場する「うさぎさんが作ったイス」。

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「どうぞのいす」という立て札を立てて大きな木の下に置いていたら、思わぬ「思いやり送り」な展開に……とてもほっこりするお話ですので、秋になると未就園児や園児、小学校低学年での読み聞かせによく使わせていただきます(大型絵本もありますし)。

 

 

そんな憧れの「どうぞのいす」ですが、なんと!正真正銘の「どうぞのいす」に出合えたのです!岡山県倉敷市にある「つづきの絵本屋」さんに「ひさかたチャイルド」さんから拝借された「どうぞのいす」が期間限定で置かれていて……座りに行きました!

 

ちゃんと”どんぐり”を持って♪絵本好きにとりましては、「これだけ人の心を温めてくれるイスはない」と断言したくなるほど、じわじわと喜びに浸りました。いかんせん、うさぎさんが作ったイスですからね~ちゃんと、しっぽもありましたよ。

 

イスへの憧れついでに……ちょっと邪道な憧れですが、キャスター付きのイスに座ると、シャーって走らせたくなりませんか?走らせたり、回転したり人目をはばからず遊んでみたいのですが、こういうイスがあるところって大体がお固い場所。仕事場であったり、職員室であったり……子どもだったら怒られつつも遊べるのでしょうが、大人になるとそれもままならない。

 

でも!思う存分走らせる機会があるのです。しかも、限界を超えなきゃいけないほど!そう、それが「いすー1グランプリ」。その名の通り、コマ付き事務イスを使った耐久レースなのです。

 

 

始まりは2010年、京都府京田辺市にある商店街で人を呼び戻す活性化イベントとして誕生。これが成功し今では全国各地で開催されるほど。私のお世話になっている方も、岡山県倉敷市水島の地域活性のためにいす1-GPに協賛し、自身も選手として出場されています。

 

先日、日本テレビ「ニュースZERO」桐谷美玲キャスターによる密着取材がOAされましたので、ご覧になった方もいるのでは。ここまで滑走する筋力がない私ですが「憧れ心」をくすぐりつつみんなで盛り上がれるいい企画だと思いました。もちろん、これはあくまでも競技イベントですので、イスはやっぱり大切にしたいものですよね。

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