2018.03.24

センス・オブ・ワンダーを大切に(3)そして空色のお話

子育て世代応援prj

前回、センス・オブ・ワンダーを大切に(2)からの続きです。

 

とにかくは、「見方を変えれば人生が変わる」なのです。「あれ?どこかで聞いたことがあるぞ」って、思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。これは、ビジネスセミナーなどでよく使われるフレーズです。

 

見方を変えれば考え方が変わる

考え方が変われば行動が変わる

行動が変われば習慣が変わる

習慣が変われば心が変わる

心が変われば人格が変わる

人格が変われば人生が変わる

 

ということで、「見方を変えれば人生が変わる」のです。例が極端かもしれませんが、キャンプ場に行かなくっても、いいじゃないですか。夕暮れに暮れなずむ空の色を一緒に楽しんだり、道端に咲いている小さな花に目を向け「かわいいね」って共感したり……慌ただしくても、ちょっと目を向けるだけでいいと思うのです。

 

『センス・オブ・ワンダー』の著者である環境学者レイチェル・カーソンは、「すべての子どもが生まれながらに持っている”センス・オブ・ワンダー(神秘さや不思議さに目を見張る感性)”をいつまでも失わないで欲しい」と願っています。

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そして、そのために必要なことは、「私たちが住んでいる世界の喜び、感激、神秘などを子どもと一緒に再発見し、感動を分かち合ってくれる大人が、すくなくともひとり、そばにいる」ことだと言っています。家の中でも「窓を開けたらいい風が入ってきたね。春のにおいがするね」と、その涼やかさを共感するだけでも”センス・オブ・ワンダー”じゃないですか。どこにいても、たくさんの”ネイチャーパワー”を取り込んで豊かな心を育んでくださいね。

 

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追記:いきなり空色のお話。

先ほど、「空の色」と入力してふと思ったのですが、本当にきれいな空色続きの今日この頃。心までクリアにしてもらえているようです。でもお空の色って刻一刻とかわるのにどうして空色ってみなさん同じような色を思い浮かべるのでしょうね~ちなみにスカイブルーの覚えられない厳密な定義がおもしろくて好きです

【スカイブルーの定義】
スカイブルーは非常に細かく定義されている。それは「夏の晴天の午前10時から午後3時までの間、水蒸気や埃の影響の少ない大気の状態におけるニューヨークから50マイル以内の上空を、厚紙に1インチ四方の穴を開けてそれを目から約30センチ離してかざし、その穴を通して観察」した色。(福田邦夫『色の名前 507』)

「で、どんな色やねん!」って、つっこみたくなるような・・・
そして空色と言えば…メンタリストDaiGoさんが著書「自分を操る 超集中力」の中で、色彩心理学の立場から
「水色には、集中力を高め、休感時間を短くする効果がある」そうで、勉強が思った以上に進むみたいです。つまり「水色は学習に適した色」とだと明言されています。

なるほど…集中力を高める効果を応用して、スポーツの分野でも、野球のキャッチャーミットや、陸上のトラックで空色が使われています。私は子どもの頃、学習机に敷いていたビニールマットの中に、空色の布地を挟んでいました(無意識に選んでいたのかな)。皆様、お子様のお部屋のカラーリングに活かしてみてはいかがでしょうか。
(ただし、寒色なので多用すると体感温度が下がります。ご使用はほどほどに)

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