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あなたのまちに、図書館はありますか(その2)

さて、私の住む瀬戸内市に、2016年6月1日「瀬戸内市民図書館 もみわ広場」が誕生しました。

本との出会いだけではなく、多種多様な市民ニーズ(「あぁ~こういうこと知りたかったのよね~」的な潜在ニーズも含む)に寄り添える場であり、出会いや交流、誇りなども見つけられる広場でもあります。

ちなみに、愛称「もみわ広場」とは、瀬戸内市民図書館の基本理念である「もちより・みつけ・わけあう広場」の頭文字をとって名付けられたもの。愛称を決めるにあたり全国公募したところ777件のご応募をいただき、その中でもダントツ人気だった名前です(私も審査員でした)。

実は、この瀬戸内市民図書館。
なんと!昨年11月パシフィコ横浜で開催されました、第19回図書館総合展での「ライブラリーオブザイヤー最終選考会」で、大賞とオーディエンス賞をいただきました。この賞は「全国一誰もが気持ちのいい図書館」と認められたと言っても過言ではない賞です。

受賞理由は、
6年かけた整備プロセスの的確さと市民参加を重視したという行政と市民との長い道程と、「地方自治体がマネしたくなる公設公営図書館」として高く評価し得る、だそうです。

図書館が建設される前から何度も何度も「としょかん未来ミーティング」を開催しました。まず、「図書館とはなんぞや」講座から始まり、願望の出し合い、郷土資料施設の見学もしました。

* 図書館未来ミーティングの様子。子供からお年寄りまで、幅広い世代入り混じり、活発な意見交換がなされた。

 

中高生の意見も反映したいと考え「子ども編」も2回開催しました。中高生になると授業や部活が忙しくなり、本が好きだった子たちも本の世界から少し離れてしまいがちです。しかし、人生を豊かにするためには出会いは多い方がいい!本を通していろんな世界を経験し、人生選択の幅を広げて欲しい!そんな思いもありました。

「としょかん未来ミーティング”子ども編”を開催するので一緒にしませんか?」と、企画運営委員の公募を行ったところ、中高生14人が参加表明をして、3回に渡って企画運営委員会を開き当日を迎えました。「自分たちの図書館ができる」という意識を持ってくれたようで、大人があれこれ言わなくても、校内アンケートを集めてくれたり、ミーティングで活発な意見がでるように考えてくれたり……

そのおかげで、タウンミーティングは2日間で延べ50人が参加してくれ、かなり盛り上がりました。その時の意見を反映し、一人静かに勉強できる机がある勉強部屋や小グループで勉強できる部屋を設け、中高生が好きな分野の本コーナーも充実されました。アンケートでもたくさん感想をいただきました。

「理想…というよりは夢のような発想をしていた。でも、その夢が2年後には実現すると思うと、自分の発想が街に革命を起こすみたいで、すげぇんだなーっと思った」と書いてくれた子や、

「もっと小さい子にも意見を聞いた方がいい」と書いてくれた子もいました。

もちろん、すべての意見が取り入れられたわけではないのですが、意見を聞いてもらえたという満足感は愛着心と比例しているように思います。

そのおかげか、開館当初からずっと、図書館に縁遠くなってしまう中高生の利用率が想定以上に高く、自転車置き場を増やさないと!という嬉しい誤算も生まれました。子どもたちに頼ることにより、子どもたちががぜん張り切り、主体的に行動してくれました。このような市民による市民の「自主性の創出」は、「図書館がなぜ必要なのか」というテーマにも繋がります。子どもたちは、大人たちの想像をはるかに超える力を発揮してくれました。お住まいの計画。中高生のお子様でしたら、思わぬ発想が期待できるのでは?


* 中高生からの発案から採用された、「チャットルーム」