子供の「やってみよう」の気持ちを尊重した住まい。
前回は遊びの話題でしたが、今回は、親がやっていることにチャレンジすることについて考えます。
良くある事例は料理。
特に女の子は、ままごとから発展して、幼い頃から料理に積極的にチャレンジする事例も多い様です。
材料を揃えて、手順を踏みながら作業を進め、その結果、美味しいお菓子やお料理が完成する。
子供にとっては、一大プロジェクトなのでしょう。
母娘が一緒に料理に取り組みやすいキッチンを配置の面で考えると、
アイランド型なら、母娘が対面して作業をする位置関係となるので、お話もしやすいでしょう。
キッチンの真横に食卓を配置すれば、食卓がお子様にとって丁度良い高さの作業台となりますね。
更に、庭の真横にキッチンを配置して、庭とキッチンを自由に行き来できるようにすれば、休日に家族みんなで料理して、庭で食事をするというレクレーションも想定できます。
料理以外の何でも、やってみて楽しいと感じることが、上達への近道だと思いますので、設計の工夫で、できるだけ楽しいと感じていただける演出ができればと思います。
(平原 績)