2013.03.12

【温熱環境】住まいの大敵「湿気」

住まい計画のヒント

そもそも湿気の正体って何でしょう?

湿気の大元は、熱くて湿った空気である太平洋高気圧なのですが、毎日の暮らしの中でも湿気は発生しており、キッチン・お風呂・洗面所など湿気を生む場所は、家の中いたるところにあります。汗ばむ不快な湿気は、同時にカビの原因でもあります。

湿気は、湿度の高いところから低いところに、温度の低いところから高いところに集まる性質を持っています。また、クローゼットや納戸など空気が溜まりやすい場所も湿気は好んで集まります。

湿気を留まらせないためには、このような性質を踏まえた家全体にわたる換気計画を考えることが有効です。

納戸や水廻りが湿気やすいことは、ご経験を踏まえ理解しやすいと思いますが、実は寝室もとても湿気やすい場所。睡眠中の呼吸から発する水蒸気は、想像以上に温度を上昇させます。換気を怠ると、不快・カビの原因となります。

家全体に自然な気流を生むような間取りと窓配置で、湿気をコントロール。これが最も簡単で効果的な湿気対策なのです。

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