ひとり一部屋の考え方が浸透してからしばらくたち、今度はそこから様々な問題が生まれてきます。
子供部屋に引きこもることによる弊害はその顕著な例の一つですが、同時に親子のコミュニケーションがとれなくなるという問題も生じてきます。子供部屋に引きこもらないためには...ずばり居心地が悪ければいいのです。
居心地が悪ければよい。少々乱暴なかもしれませんが、その真意は勉強でも遊びでも、何をするにも子供部屋よりも家族が集まる場所でしたくなるように計画するということです。
例えば、スタディーコーナーや、プレイコーナーなどを家族スペースの一角に計画し、そこに、子供がいたくなるような工夫を施せばよいのです。
“同じ空間の中に居るのだけれど、別々の行為を許容することができる”ことは、お互いにストレスフリーで時間を共有できる居心地のよい状態なのです。