2017.09.05

【子育て】好奇心を満たすための本の配置

子育てと住まいの設計

子供の感情をくみ取った住まいの仕掛けについてのブログを、前回書きましたが、その具体策である本の配置の工夫についてご紹介します。

それはずばり、背表紙が並ぶ本棚ではなく、表紙を見せる本棚とすることです。
(有名なので、皆さんご存じだったかもしれませんね)。
カフェや書店でも、最近ではよく見られます。
商業建築では設計段階からそれを意図していますが、住宅の場合、完成してからそれをしようとすれば、意外に難しいことに気が付くと思います。
このようなタイプの本棚は市販されていますが、インテリアとして調和するかどうかの課題もあります。

そこでご提案したいのが、幅90cm程度の壁を利用した本棚。
床から2m程度の高さまでに、表紙を見せて並べるように細い受け材を取り付けましょう。
当然、将来不要となった場合を想定した取り付け方をします。
そうすれば、お子様の身長の伸びに対応できる、本棚となります。
さらには、大人用の本が、高い位置に置けますね。
絵本の場合、本の背表紙は文字だけですが、表紙には絵も入っています。
子供に入る視覚情報が多い分、子供が手に取りやすいと言われています。
皆様のご家庭でも、如何ですか?

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(平原績)

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