2017.08.18

【子育て】子供部屋という考え方

子育てと住まいの設計

子供部屋の計画は、保護者の皆様の子育ての価値観に沿って計画することを、いつも心がけています。
欧米では、子供の自立心を育むために、幼い頃から自分の部屋を与えるのが一般的。
同じような価値観の親御さんも、多いですね。

一方で、子供部屋を与えるのは、できるだけ遅い方が良いとの考えの親御さんもいらっしゃいます。
勉強したり、友達と遊んだりするのは、家族の居る場所。
しっかりとコミュニケーションを取って育てたいというご意向の様です。

子供とできるだけ一緒に過ごしたいというご希望があるならば、リビング周りに子供のための場所を作ってあげましょう。広く取れるに越したことはないのですが、一人当たり3帖もあれば十分でしょう。

更に、0歳から成人する20歳まで、そこでどのような行為が想定できて、どのような場所が欲しくなるか?
その年齢の子供になったつもりで考えてみて下さい。
更には、子供の目線の高さから住まいを見渡すと、新たな発見もあるでしょう。
一つだけ言えるのは、勉強したり、遊んだりと、何かと忙しい子供達は、それらに思いっきり取り組める最適な場所を、選びたい気持ちもあるはずです。

そんな気持ちに応えられる器を提供するだけで、親の義務は果たせるのではないかと思うときもあります。
後は、子供が勝手に工夫を凝らして、居心地の良い場所にするはずです。

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(平原績)

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